【保育士】小規模保育園で働くメリット・デメリット

就職・転職

自分にはどんな保育園があっているんだろう?小規模保育園ってどうなのかな?

小規模保育園を視野に入れて就職活動、転職活動を行おうとしている保育士さんへ!

大規模、中規模、小規模保育園でそれぞれ勤務経験のある私が、経験をもとに比較しながら、今回は小規模保育園で働くメリットデメリットを紹介します。

就職先、転職先選びの参考になれば嬉しいです!

小規模保育園ではたらくメリット

子ども1人ひとりと丁寧に関わることができる

保育士として小規模保育園で働く最大のメリットだと感じます。

大規模保育園で働いていたときには、私の力不足もありますが、毎日が慌ただしく”子ども1人ひとりをしっかり見ることができていないな”と反省することも多かったです。

小規模保育園では、大規模保育園に比べてもちろん保育者の数も少なくなりますが、やはり子ども1人ひとりを見てより丁寧に関わることができます

保護者ともより密に関わることができると感じます

落ち着いた保育が目指しやすい

人数も少なく、空間も限られているので、適切な声量でより落ち着いた関わりができます。

大きな集団で過ごすよりも、家庭的な環境が作りやすいと言えるでしょう。

職員同士の距離が近く、一丸となって保育ができる

小規模保育園で働いているときには、クラスの垣根を超えて園全体で保育を行う感覚がありました。

限られたスペースで過ごすので他クラスとの連携が必要ですし、他クラスと合同でお散歩に行くこともありました。早番、遅番の時間帯は一緒に過ごすことも多いです。

保育士も少ないので全員がコミュニケーションをとって協力する必要があります。

自分が担任する以外の子どもと関わる機会も多いので、お互い気づいたことを知らせたり、相談したりして助け合いながら一緒に保育をすることができました。

仕事量が比較的少ない

行事の規模も小さくなり、持ち帰りの仕事は発生しづらいと思います。

子どもの人数が減れば、製作準備や書類の量も減りますよね。

例えば、大規模保育園で働いていたときは”子どもの帽子を100個作る”ことなどもありましたが、小規模保育園では全員分+予備を用意しても20個程度なので、かなり作り物が減りました。ただ、物理的な量が減ったからといって凝りすぎては本末転倒です!工夫して効率的にすすめていきたいですね。

仕事量については、小規模保育園だからと安心しすぎず、見学や面接で確認できるといいと思います!

乳児保育の経験が積める

小規模保育園では0〜2歳児を保育しますので、乳児保育の専門性を高めることができます!

クラス同士の距離も近いので、自分のクラス以外でも勉強になることがたくさんありますよ。

小規模保育園で働くデメリット

園庭がない園が多い

小規模保育園は園庭がないことも多いです。

天気の良い日は毎日のようにお散歩に出掛ける園も多いので、近隣環境も重要なポイントになります。

暑い時期のダイナミックな水遊びや、ちょっとした時間で外遊びを楽しむことは難しいかも知れません。

個々の役割が大きく、少数精鋭を求められることも

小規模保育園では、保育士が少ない分、1人ひとりがしっかりと自分自身の役割を果たす必要があります。責任も重く感じるかも知れません。

個人的には、新卒では中〜大規模保育園で経験を積み、「乳児保育をやりたい」「自分には小規模保育園が向いている」と感じたら小規模保育園に転職するのがおすすめです。

大々的な行事はあまりない

「ホールを借りてたくさんの人と行事を楽しみたい!」「大きな行事で達成感を感じたい!」と思う方には物足りないかも知れません。

ただ、私が勤めていた園では小規模保育園でもそれなりに行事があり、やり切ったときには達成感を得ることができました。大規模保育園のようにとまではいきませんが、小規模保育園の中でも行事量や規模に差はあると思いますので、確認してみると良いですね。

土曜日勤務の頻度が高い

少ない職員数でシフトを回しているので、利用人数にもよりますが、土曜日の勤務が回ってきやすいかも知れません。多いときには月に3回出ることもありました。

系列園と協力して土曜日の出勤を少なくしている園などもあるそうです。

土曜日はできれば休みたいと思う方は、土曜日勤務の頻度や決め方など、確認した方がいいですね。

土曜日勤務の振替休日があるかも聞いておきましょう!

休みにくいこともある

規模が大きくなるほど、シフトの調整はしやすい印象です。

小規模保育園の中には、有給休暇は1日1人までとしている園もあります。

中規模保育園に勤めていたときには1日につき幼児クラスから1名、乳児クラスから1名までとなっていました。

大規模保育園のときには、譲り合いつつもそういった決まりはありませんでした。

ただ、人手不足だとどの規模でも休みは取りにくいかも知れません。

保育の仕事の性質上難しい問題ですが、なるべく自由に休み希望が出せたら嬉しいですよね。

苦手な職員とも距離を置きにくい

限られた人数、スペースで保育を行いますので、どうしても保育士同士協力しなければなりません。

顔を合わせないことは不可能と言ってもいいかも知れません。

どうしても解決せず苦しい場合は、社内の別の保育園に異動を願い出るか、転職するかという事態になり得ます。まずは信頼できる上司や窓口に相談できるといいですね。

幼児保育の経験が積めない

0〜2歳児の保育を行う小規模保育園では幼児保育の経験は積むことができません

もしまだ”乳児だけ保育がしたい”と決めきれていないのであれば、中規模・大規模保育園を選ぶことをおすすめします。5歳児クラスまである園でも、最初は複数担任である乳児クラスに配属されることが多いかも知れません。それでも、行事や早番・遅番の時間帯、土曜日などで幼児クラスの様子を見たり実際に関わったりすることで勉強になることも多いと思います。

乳児保育を行う上でも、幼児保育の知識が活かせることは多くありますので、中規模・大規模保育園で経験を積んでから乳児保育の道に進んでも良いのではと思います。

小規模保育園はどんな人におすすめ?

  • 中・大規模保育園で働いて乳児保育がしたいと感じた人
  • 落ち着いた環境で、子どもと1人ひとり丁寧に関わりたい人

上記に当てはまる人には、小規模保育園をおすすめしたいです。

ただ、小規模保育園の中にも様々な園がありますので、見学や面接で気になることを確認する必要があります。園見学のポイントについての記事も書いていますので、ぜひご覧ください。

個人的には、迷うのであれば中規模保育園がおすすめです!

小規模保育園で働くメリット・デメリットまとめ

いかがでしたでしょうか?

私がこれまで小規模保育園・中規模保育園・大規模保育園で実際に働いて感じたことをもとに、小規模保育園で働くメリットやデメリットを紹介しました!

たくさんの保育園の中から自分に合った保育園を探す参考になれば嬉しいです!

園によるところも大きいので、見学や面接、エージェントさんを通しての質問などで情報収集をしていきましょう!

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